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投稿日:2025.05.13

融資に強い税理士の選び方と活用法|創業融資も安心サポート

「創業資金が足りない」「事業拡大のために融資を受けたい」と考えていても、どのように融資申請を進めればよいのか分からず、不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。

実際、融資を通すためには、単に書類をそろえるだけではなく、金融機関が納得する内容であることが求められます。そんなときに頼りになるのが、融資に詳しい税理士の存在です。

本記事では、税理士を活用することで得られる具体的なメリットや、金融機関からの信頼を高めるためのポイントをわかりやすく解説します。

目次

融資で税理士を活用するメリットとは?

融資を検討している創業者や中小企業経営者にとって、税理士のサポートは非常に心強い存在です。金融機関は資金の使い道や返済計画の妥当性、自己資金の有無などを厳しく審査しますが、税理士はこうした基準に合った書類作成や事業計画のブラッシュアップを通じて、審査通過の可能性を高めてくれます。

税理士を活用する主なメリットは以下の通りです。

  • 事業計画書や資金繰り表の作成サポート
  • 金融機関が求める基準に合った書類の整備
  • 過去の融資事例に基づく具体的なアドバイス
  • 面談同席による金融機関からの信頼向上
  • 返済計画や資金使途の現実的な見直し

特に日本政策金融公庫などでは、書類の整合性や数字の裏付けが重視されるため、税理士の存在が結果を大きく左右します。融資成功の鍵は、自己流に頼らず、信頼できる税理士と連携することにあります。

税理士ができる具体的なサポート内容

融資を検討している経営者や個人事業主にとって、税理士がどのような実務サポートを提供してくれるのかは非常に重要なポイントです。

ここでは、融資において税理士が果たす具体的な役割について、項目別に解説していきます。

(1)書類作成のチェック・代行

融資申請において、最初のハードルとなるのが「必要書類の作成」です。金融機関に提出する書類には、事業計画書、資金繰り表、売上・利益の見込み、税務申告書、決算書などがあり、すべてを自力で用意するのは容易ではありません。

税理士はこれらの書類について、形式面だけでなく、内容の整合性や信頼性も含めてチェック・修正を行ってくれます。たとえば、事業計画書における売上予測や経費の見積もりに根拠がなければ、金融機関から「非現実的」と判断され、融資が通りにくくなります。

また、法人設立直後の創業者などは、そもそもどの書類が必要かすら分からないこともあります。そうした場合にも、税理士が一から丁寧にサポートしてくれるため、「書類の不備で審査が止まる」といったリスクを回避することができます。

場合によっては、税理士が申請書類一式を「代行」で作成してくれるケースもあり、時間と手間を大きく軽減できるのもメリットのひとつです。

(2)金融機関とのやりとりの代行

融資申請においては、書類の提出だけでなく、その後の金融機関とのやりとりも重要なプロセスとなります。しかし、多くの経営者にとっては「金融機関とどう話せばよいのか分からない」「面談が不安」という悩みを抱えているのが現実です。

税理士がいる場合、このような不安を大きく軽減できます。税理士は金融機関との面談や連絡に同席することができ、申請者の代わりに事業の説明や補足を行うことも可能です。特に数値に関する質問に対して、税理士がその場で的確に回答することで、信頼度が格段に上がります。

また、税理士は金融機関の特性や担当者の傾向を把握していることも多く、「どのように伝えれば通りやすいか」という戦略的なアドバイスを受けることができます。

さらに、やりとりの中で不備が見つかった場合も、税理士が迅速に修正対応を行えるため、スムーズな申請プロセスが実現します。

税理士のサポートがあることで、金融機関との信頼関係構築がより確実になり、結果として融資の成功率も高まるのです。

(3)事業計画書のブラッシュアップ

融資申請におけるキードキュメントともいえるのが「事業計画書」です。この書類は、金融機関に対して「この事業は本当に成功するのか」「返済能力があるのか」を示す重要な資料となります。

とはいえ、事業計画書を初めて作成する経営者の多くは、「どこまで書けばいいのか分からない」「自分の言葉で書くのが難しい」と悩みがちです。そこで、税理士のサポートが大きな意味を持ちます。

税理士は、過去の融資支援経験や財務的視点をもとに、事業計画書の構成や表現をブラッシュアップしてくれます。

たとえば、収支予測に対して必要な根拠を加える、売上の積算ロジックを明確にする、資金使途を具体的に記載するなど、金融機関に伝わりやすい内容に改善してくれます。

また、「どの部分を補足すべきか」「読まれる順序はどうあるべきか」といった読み手の視点も踏まえて調整できるため、より説得力のある計画書として仕上げることができます。

このように、税理士によるブラッシュアップは、審査をスムーズに通過させるための大きな武器となるのです。

(4)財務面からの戦略的アドバイス

税理士は単なる書類作成の支援者ではなく、経営の数字を読み解くプロフェッショナルでもあります。そのため、融資を受けるという短期的な目的にとどまらず、財務全体を見据えた戦略的なアドバイスを受けられるのも大きなメリットです。

たとえば、「いくら借りるのが適正なのか」「返済期間はどれくらいが無理のない計画か」といった、資金調達額やキャッシュフローに関する具体的な助言を受けることができます。

また、税理士は日々の会計処理や決算書の作成を通して、企業の財務状態を把握しているため、融資後の返済計画や資金の使い方についても現実的な視点からアドバイスできます。

これにより、借入金の使いすぎや資金ショートなどのリスクを回避し、安定した経営につなげることが可能になります。

さらに、将来的な資金繰りのシミュレーションや、税務上の最適化まで含めた提案も行えるため、経営の“お金回り”に強い味方として長期的に頼ることができます。

融資はゴールではなく、あくまで事業発展の手段。税理士の戦略的な視点を取り入れることで、その融資を「意味ある投資」へと導くことができます。

金融機関ごとの特徴と融資の違い

事業資金の調達を検討する際、「どの金融機関を選ぶべきか」は非常に重要なポイントです。金融機関にはそれぞれ特色があり、融資の目的や企業のステージによって、適した選択肢は異なります。

ここでは、主要な金融機関の特徴や違いを比較しながら、創業者や中小企業経営者がどのように選べばよいのかを解説します。

(1)都市銀行/地方銀行/信用金庫/信用組合の違い

【都市銀行】

都市銀行(メガバンク)は全国規模で展開しており、大企業向けの融資が中心です。金利は比較的低い一方で、審査基準が厳しく、創業間もない企業や赤字決算の企業にはハードルが高いことが多いです。

また、担当者が頻繁に入れ替わる傾向があるため、長期的な関係性を築きにくい面もあります。

【地方銀行】

地方銀行は、都市銀行ほどの規模はないものの、地域に密着した金融サービスを提供しています。中小企業や地場産業への融資実績が豊富で、柔軟な対応をしてもらえることもあります。

一方で、経営状況によっては追加担保や保証を求められることもあります。

【信用金庫/信用組合】

信用金庫や信用組合は、地域密着・人間関係重視のスタンスが特徴です。創業融資や少額融資にも積極的で、書類だけではなく、経営者本人の熱意や人柄を見て判断してくれることもあります。

比較的相談しやすく、初めての融資先として適しているケースが多いです。

(2)日本政策金融公庫とは?創業者が使うべき理由

日本政策金融公庫(通称:公庫)は、国が100%出資する政府系金融機関で、創業者や小規模事業者向けの融資を専門としています。公庫の創業融資は、担保や保証人が不要なケースが多く、自己資金があれば無担保・無保証での融資も可能です。また、金利も比較的低く、返済期間も柔軟な設定ができるため、資金繰りが安定しやすい点も魅力です。

特に創業直後の企業や個人事業主にとって、公庫の融資制度は最も現実的かつ実行しやすい選択肢です。ただし、審査では「自己資金の割合」や「事業計画の具体性」が重視されるため、税理士のサポートを得て、書類の精度を高めることが成功の鍵となります。

(3)格付けや信用スコアとは何か

金融機関は企業を評価する際、「格付け」や「信用スコア」といった基準を用います。これは、企業の財務状況や経営の安定性、返済能力などを総合的に数値化したもので、融資の可否や金利条件の決定に直結します。

たとえば、利益率が安定しており、自己資本比率が高い企業は「高格付け」となり、優遇金利で融資を受けられる可能性が高まります

一方で、赤字が続いていたり、債務超過の企業は「低格付け」となり、融資が否決されたり、保証協会の保証付きでしか通らない場合もあります。

この格付けは、申請者には明示されないため、税理士が客観的に財務分析を行い、スコア改善に向けたアドバイスを行うことが重要です。

(4)金融機関が重視する書類・ポイント

融資の審査では、提出書類の内容が非常に重要です。

金融機関が特に重視するのは以下の項目です。

  • 事業計画書:収益モデルや市場分析、運転資金と設備投資の内訳など、具体的かつ現実的な内容かどうか。
  • 資金繰り表・損益予測:返済能力を示すために、数字に裏付けされた計画があるか。
  • 自己資金割合:創業者がどれだけ自分でリスクを取っているかの指標。
  • 過去の決算書・確定申告書:既存事業がある場合、その収益性や健全性を見る。

特に近年では、「内容が整っているか」だけでなく、「数字に根拠があるか」が問われる傾向が強くなっています。税理士と連携して、審査担当者に伝わる書類を準備することが、融資成功の近道です。

税理士選びで失敗しないためのチェックポイント

融資支援に強い税理士を選ぶことは、資金調達の成功率を大きく左右します。しかし、ネット上には多くの税理士事務所があり、どこに依頼すればよいか迷う方も多いでしょう。

ここでは、実際に融資支援で失敗しないためのチェックポイントを、料金・実績・相談時の見極め方などの観点からご紹介します。

(1)成功報酬・料金体系の見極め方

税理士に融資サポートを依頼する際、最も気になるのが「いくらかかるのか?」という費用面です。

料金体系は事務所によって異なり、主に以下の3パターンがあります。

  1. 成功報酬型:借入が実行された金額に応じて報酬が決まる(例:融資額の3~5%)
  2. 定額制:サポート一式に対して定額(例:5万円〜15万円)
  3. 顧問契約に含まれるパターン:既に契約している顧問料に融資支援が含まれている

注意したいのは、成功報酬型でも、着手金が発生する場合があるという点です。また、明確な金額表示がない事務所は避けた方が無難です。契約前に「報酬形態」「追加費用の有無」「成果が出なかった場合の取り扱い」などを必ず確認しましょう。

(2)地域や業種に強い税理士を選ぶには

融資に強い税理士といっても、その強みはさまざまです。重要なのは、「自社の業種」や「所在地」に合った支援実績を持っているかどうかです。

例えば、美容室や飲食店など業種特有の設備投資がある場合、業界の慣習や必要経費を理解している税理士でなければ、現実的な事業計画書を作るのが難しいこともあります。

また、東京・大阪・名古屋など主要都市では、金融機関の対応傾向も異なります。地域密着型の税理士は、地元の信用金庫や公庫支店との関係性が強く、交渉がスムーズになるケースもあります。

事前に「どの地域の融資に強いのか」「どんな業種のサポート実績があるのか」を確認し、自社に合ったパートナーを選びましょう。

(3)相談時にチェックしたい質問例

初回相談では、税理士がどれほど融資に詳しいか、信頼できるかを見極めるための質問が重要です。

以下のような質問を用意しておくと安心です。

  • 創業融資のサポート実績は何件くらいありますか?
  • 日本政策金融公庫と直接やりとりした経験はありますか?
  • 成功したケースで印象的だった事例はありますか?
  • 書類の作成はすべて代行してもらえますか?
  • 費用はどのタイミングで発生しますか?

これらの質問に対して、具体的な数字や事例を交えて答えられる税理士は信頼度が高いと言えます。

(4)金融機関との関係性・交渉力の有無を見極める

融資支援において見落としがちなのが、「税理士が金融機関とどれだけコミュニケーションを取れるか」という点です。単に書類を整えるだけでなく、銀行や日本政策金融公庫との“橋渡し役”になってくれる税理士かどうかが、融資成功率に直結することもあります。

たとえば、ある飲食店オーナーは初めての融資申請で不安だったものの、税理士が金融機関との面談に同席し、「この設備投資がどれだけ売上アップにつながるか」などを数値で説明してくれたおかげで、希望額満額で融資が通ったというケースもあります。

逆に、書類だけ渡して「あとはご自身でどうぞ」というスタンスの税理士に頼んだ別の事業者は、面談で質問に答えきれず減額されたという失敗談も。

相談時には、以下のような点を確認しておくとよいでしょう。

  • 面談への同席は可能か
  • 金融機関との交渉経験はあるか
  • 自社のようなケースで融資が通った事例があるか

実際に交渉まで一緒に戦ってくれる税理士は、まさに“心強いパートナー”です。

(5)よくある失敗パターンと回避法

融資支援に関する失敗の多くは、「税理士選びの段階でのミス」に起因しています。

以下によくあるパターンと、その回避策をまとめました。

【失敗例1】料金が不透明で、想定外の追加費用が発生した
→ 対策:事前に報酬規定や契約書の明示を求める

【失敗例2】専門性が乏しく、事業内容を理解してもらえなかった
→ 対策:業種に強いかどうか、相談時に事例を聞いて確認

【失敗例3】提出書類の質が低く、審査が通らなかった
→ 対策:事業計画書のブラッシュアップまで対応できるか確認

【失敗例4】サポート内容が限定的で、金融機関との面談は自力で対応する羽目に
→ 対策:面談同席や書類提出後のフォロー範囲まで確認しておく

税理士との相性やサポート内容を事前にしっかりと見極めることで、こうしたトラブルは未然に防げます。

よくある質問(FAQ)

融資に関して税理士を活用しようと考えたとき、多くの方が気になるポイントをQ&A形式でまとめました。

(1)税理士に融資を依頼すると手数料はいくら?

税理士に融資支援を依頼した場合の報酬は、事務所によって異なりますが、以下が一般的な相場です。

  • 成功報酬型:借入金額の2〜5%前後(例:500万円の融資で10万円〜25万円)
  • 定額制:5万円〜15万円程度
  • 顧問契約内:月額顧問料に融資支援が含まれている場合もあり、追加料金不要なケースも

報酬体系が明確でない事務所もあるため、契約前に必ず見積もりと契約書を確認するようにしましょう。

(2)融資コンサルは違法なの?

税理士や中小企業診断士などの有資格者が融資支援を行うことは合法です。しかし、無資格者が報酬を得て融資の斡旋を行うことは、「貸金業法」や「弁護士法」に抵触する可能性があります。信頼できる税理士法人や士業事務所に相談することで、法令に則った正当なサポートを受けることができます。

(3)融資サポートはどこまでお願いできるの?

税理士に依頼できる融資サポートの範囲は、次のような内容が含まれます。

  • 事業計画書・資金繰り表などの書類作成支援
  • 金融機関とのやりとり・面談同席
  • 返済計画や借入額のアドバイス
  • 公庫や銀行ごとの融資制度の選定アドバイス

ただし、実務のどこまで対応するかは事務所によって異なるため、相談時にサポート範囲を確認しておきましょう。

(4)ダメな税理士の特徴は?

以下のような特徴が見られる税理士は、融資支援において適していない可能性があります。

  • 成功報酬の明示がなく、料金体系が不透明
  • 融資支援の経験が乏しく、具体的な実績がない
  • 融資制度の知識が浅く、公庫と銀行の違いも説明できない
  • 書類作成のサポートが形式的で、数字の根拠が弱い
  • 金融機関とのやりとりをすべて依頼者に任せてしまう

こうした特徴が見られる場合は、契約前にしっかりと比較検討することをおすすめします。

融資には信頼できる税理士選びが重要

融資を受ける際、書類作成や面談対応だけでなく、事業の信頼性を第三者として裏付けてくれる税理士の存在は極めて重要です。特に創業期や資金繰りに課題を感じている中小企業にとって、税理士は「資金調達のパートナー」として強力な支援をしてくれます。

ただし、税理士であれば誰でもよいというわけではなく、融資支援の実績・対応力・信頼性のあるパートナーを見極めることが成功の鍵です。

まずは無料相談から始めて、相性や提案内容をチェックしてみましょう。信頼できる税理士を味方につけることで、あなたのビジネスはさらに前進するはずです。

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